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L'art de Denis Polge au Nexus Hall
Eaux Dormantes
Rives et estrans

ドゥニ・ボルジュ展 スティル・ウォーター:岸と浜辺

 パリを拠点に創作活動を行っているドゥニ ポルジュは、油彩、デトランプ、黒鉛などさまざまな作品を発表している。、今回、展示される最新作では、紙の可能性と質感にこだわり、クレープペーパー、シルクペーパー、加工紙などを用いている。水彩、グワッシュ、インクで水を表現するという技法が「スティル ウォーター」というテーマと融合し、見事に反映されている。

 ドゥニ・ボルジュは、1972年南仏グラース生まれで、パリの国立高等美術学校で美術を学び、フランス内外の数多くの展覧会に出品。10年ほど前からあらゆる流派や傾向から離れ、時代に流されることなく、独自の路線で創作活動を行っている。

 幼少期を過ごしたプロヴァンス地方の河川にその源を発する、詩情豊かな世界が繰り広げられた作風は、中世の細密画家の手法を彷彿とさせるディテールへの描写が多く見られるが、次第にひろがりを帯びた軽やかを持っている。また、東洋の紙と出会い、その優雅さと扱いやすさを知ることにより、自然に対する眼差しがますます柔らかくなっていった。

 その独自のスタイルは、作品を創りあげる過程のなかに、日本の美意識を明らかに感じることができる。新たな表現で作品に広がりを与えながら細部にこだわり続けることで、暗示的かつ曖昧さを感じる、瞑想的な世界が創りあげられている。

*同展の開催は2009年5月6日まで。
Nexus Hall
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