ペルセポリス
Persepolis |
 |
イランで生まれ育ち、現在はパリ在住の作家、マルジャン・サトラビ (Marjane Satrapi)。1969年生まれの彼女自身の幼少期を描いたB.D(バンドシネ)
をアニメーション映画化した『ペルセポリス』で日本でも広く知られるところとなった。
国王の威信が揺らぎ始めたパーレビ王権末期~イスラム革命、さらにイラクとの戦争の最中に14歳で出国。 ウィーンでの一人生活~真に生きる意味を見い出した彼女は帰国を決意。結婚そして離婚。宗教と政治、そして戦争という、彼女の濃い体験は無視できないはずだろう。同時期に邦訳された
『刺繍 イラン女性が語る恋愛と結婚』 では、イスラムの女性の性生活について語る茶飲み話を書いている。案外、本作『ペルセポリス』 を読んでから
『刺繍』 へと進めば、著者の考え方や現代のイスラム女性が対峙する問題が理解できるはずだ。
ヴェールが嫌いでキム・ワイルドやアイアン・メイデンが好きなマルジ。その独特なタッチの画像は、重い現実を客観的に表現している。カンヌ映画祭の出展に際し、イラン政府から抗議があったとか。既に本書は12ヶ国語に翻訳された国際的なベストセラーであるる。ニューヨークタイムズが選ぶ注目すべき本に選出、外国語の本の米国版に贈られるハーベイ賞、米国図書館協会のアレックス賞をも受賞している。
「ペルセポリスI イランの少女マルジ 」 「ペルセポリスII マルジ、故郷に帰る」
著 者 :マルジャン・サトラピ
翻 訳 :園田 恵子
・バジリコ |
|