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美味しく食べること、それはより良く生きる事。
「食道楽を七つの大罪から放免ください」

 パリの老舗パン店の主人、リオネル・ポワラーヌは2002年、不幸にもヘリコプター事故で急逝した。しかし、彼はある一通のメモを遺していた……それは、法王に宛てた 『グルマンディーズを七つの罪源から赦免を乞う嘆願書』 であった。

 グルマンディーズ(美食愛・食道楽)とは ”大食いや貪り食うことではなく、人類が築きあげた崇高な芸術で、ともに分かち合う美徳の精神である”というの内容のメモは……有名シェフ、作家、歴史家、法律家、医学者、修道士、寄席芸人、F1レーサー、代議士、デザイナーたちの共感を生み、彼の遺志に賛同する意味で書簡を寄せる事になった。かくして、人々のそれぞれの美食への思いはエスプリ光る言葉で語たられ、ここに珠玉の書簡集が誕生したという次第である。

 人は食べなくては生きては行けない。人生をより良く生きるのならば、食を楽しむ事、愛する事は必須である。本書はそんな前向きに生きる人に贈られた福音書でもある。そう、食べることをさらに楽しするために読みたい本なのです。

『拝啓 法王さま  食道楽を七つの大罪から放免ください。』
□著 :リオネル・ポワラーヌ、アラン・デュカス、ポール・ボキューズ、他。
□訳 :伊藤 文
□発刊:中央公論新社
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