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Jean-Pierre Jeunet, le realisateur d'"Amelie"
「もらった骨に喰らいついて絶対に離さない犬のようであれ!」
ジャン=ピエール・ジュネ

 ジュネが“人を幸福にする”ことに挑戦した映画は、願いどおりフランスの観客を大喜びさせた。内気な天使アメリは、個人主義で名だたる人々に温かいハートを届け、何気なく通り過ぎているパリの魅力を再発見させた。

「日常的にシニシズムがはびこっているフランスで、前回のワールドカップ期間中は国民すべてがフランス人であることを誇りに思い、万歳を唱え続けた。そういうポジディブな思いが優勝を後押ししたんだと思う。
 これと同様に、アメリをきっかけにフランス人がハッピーな気分になり、口コミが映画を押し上げる結果となった。」

“もらった骨に喰らいついて絶対に離さない犬のようであれ”という教訓を学んでジュネがハリウッドから戻った頃、フランス映画界には彼に続く若い世代の監督たちが誕生し始めていたという。

「“へその胡麻を探す人たちの映画”と私は呼んでいるが、カップルの痴話喧嘩を延々とり続けるような、いわゆるポスト・ヌーヴェルヴァーグ映画に観客は辟易している。
 そういう観客に向けて、ハリウッドのコピーではなく、ハリウッドに負けない音と映像の中に自分たちのカルチャーを取り込もうとしている新しい監督たちが出てきたことは喜ばしい……。」

“暗闇で800人に向かって話をするより、明るい場所で1対1で話すことの方が難しい”というフランソワ・トリュフォーの言葉を引いて、「アメリのように他人とのコミュニケーションが苦手だがら、物言う代わりに映画を撮る」というジュネ。

 彼が愛しい恋人に再会したように喜びに溢れ、パリとそこに生きる人々を描いた雄弁な『アメリ』は、フランスで800ならぬ800万人の心をつかんだ。
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