「女優として映画に出るのは限りがあるような気がするんです。それに、肉体を使う演技にはリスクもともなう。でも今はもっと自分を広げたいし、守る体制はとりたくないんです。怖い、とか、やりたくない、と思うものこそやらないと、女優として固まってしまうんじゃないかと。そんな自分は見たくない」。
スペイン人監督イザベル・コイシェによる“Map of the Sounds of Tokyo”は、築地で働く孤独な日本人女性が主人公。彼女の裏の顔は殺し屋だが、暗殺を依頼されたワインバー経営者のスペイン人男性に恋をしてしまう。そんな彼女と東京の夜の町を、彼女の唯一の友人である“音の収集家”の目線で綴っていく。普通の恋愛映画とは少し違った、男女の肉感的な繋がりを描いているだけに、きわどいセックスシーンも多い。
「今はいいタイミングで仕事が来るので、情熱的に仕事ができます。」
と話す凛子は、コイシェ監督や共演のスペイン人俳優セルジ・ロペスとも信頼関係が築けたという。
「イザベルとは共鳴し合ったというか、詩的で感覚的に書かれた脚本がとても好きだった。すごく複雑な脚本でしたが、私はそこに惹(ひ)かれました。彼女とはわかり合えると思ったんです。」 |