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J.S.Bach : Suites for Solo Cello / Jean-Guihen Queyras
仏の若手気鋭の新作は、待望のバッハ!

 2007年9月に来日公演を果たした、ジャン=ギアン・ケラスの新作アルバムはファン待望のバッハである。ハリとバネのあるチェロの美しい演奏、そして、多くの女性ファンが魅了された甘いマスク、モントリオール生まれのフランス人チェリストに死角は無い。

 すでに、彼はエマニュエル・パユらとのモーツァルトの「フルート四重奏曲」の録音やピエール・ブーレーズ指揮するところの、アンサンブル・アンテルコンテンポランのチェリストとしての活躍で極めて高い評価を得ている。アルバムに収めてはいないが、バッハは好んでステージで披露していたのである。

 「バッハの組曲では、弓をまるで剣の名手のように使いこなせることが要求される。フェンシングのチャンピオンみたいに。」

 と、彼は語る。その華麗なる弓さばきが生み出す絶妙な間とタイミングには、最終曲のジーグまで聞きつけられてしまう。組曲が持つ祈りにも似た深い精神性に、奏者である Jean-Guihen Queyras が本来持つ自由闊達な躍動感が見事に昇華した演奏である。

 また、ボーナスDVDでは、組曲第3番全曲の演奏が収録され、彼の見事な弓づかいを観ることができる。それに加え、レコーディング風景、ケラスがバッハについて語るインタビューも興味深い。
Bach Cello Suite no 3. Jean-Guihen Queyras
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