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A une heure trente de Paris,
un sejour de reve au Chateau de Fere
フランス王室御用達のシャトー・ド・フェール

 パリから110km、シャンパーニュ地方の入り口、エヌ県にあるフェール城は日仏文化交流の架け橋となるべく誕生したプロジェクトである。13世紀にルイ6世の孫が建造したフェール城は中世の大規模遺跡に近接し、フランスの文化と文化遺産に接する事ができる場所として知られている。敷地内には12〜14世紀に建造された保存建築物が軒を並べている。いわゆるフランス文化の拠点と呼べる。

 元々、フェール城はフランス王室がランスの大聖堂へ赴く際、宿泊施設として利用されてた。その客室の天井は高く重厚な家具と洗練されたインテリアで落ち着いた雰囲気で、現在は五つ星ホテルとなっている。シアヌーク殿下がカンボジア和平の調印を行った場所としても知られている。そして、この地に『フェール城日仏協会』が設立されたのである。

 ところで、なぜ日本? と疑問に思う向きも多いかもしれない。現在の領主であるリシャール・ビリア氏は、30年に渡って日本で暮らした経験を持つ親日家なのである。ビリア氏はフェール城の保存だけではなく、未来を展望する場所としての発展を望み努力している人物でもある。敷地内にある1000本の桜は、同氏の気概の顕れでもある。実際、シャンパーニュ地方の雄大な景色とフェール城の日本庭園は見事なまでに補完し合っていて、今後何世紀にも渡って日仏両国の文化と精神を理解しあえる象徴となるに違いない。
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